橙武者クイズ文章置き場

クイズ企画者・プレーヤーの橙武者(神野芳治)です。Twitterでつぶやくには長すぎる文章をこちらに置いています。

【mono-series】(8)Togetter・Jimdoのテストと課題~従来の「フロー」「@wiki」以外の可能性

 モノシリ関連は今回で一回終わり。最後にIT関係の「Togetter」「Jimdo」について簡単に触れたあと、これまでの記事を振り返ります。

gakuen-mono.jimdo.com

Twitterでの盛り上がりを、Togetterで残す。

・「出題側」と「解答側」の、Twitterでの交流

 他のイベントでも大会後はTwitterなどでさまざまなつぶやきが行われます。モノシリの場合は「出題側」と「解答側」それぞれの立場で盛り上がる、というのが特徴的です。「みんなが、少しずつ問題を出して」「みんなが、たくさんの問題に触れる」mono-seiresならでは特徴であり、今後も主催者側からも盛り上げていきたいと思います。

 そう考えると「~日まではつぶやかないでください」という緘口令は極力避けたい。今回、特に名古屋や仙台の方には2か月近く黙って頂く形となりました。全国の皆様、すみません&ありがとうございました。

 学園モノシリにしても、来年以降は極力同一日程でできれば、と思います。僕自身、さすがにワンオペ全国ツアーは41歳の体力的に辛い……。5回も(数問前にこっそり自分の斜め左にペットボトルを置いた後)「あー、水素の音ォ!」と言ってたわけで……。

 

www.youtube.com 

・Togetterは非常に便利

 で、せっかくTwitterで盛り上がったわけですが、Twitterの特性上、すぐにフローとして流れ去ってしまう。ハッシュタグにしても、スマホから見ると過去まで遡れない……。

 もったいないなあ、と思っていたのですが、今回「Togetter」を使ってみたところ、「ちゃんとつぶやきが残る」「見やすい」「使いやすい」とメリットが大きかったので、これは今後も続けていきたいと考えています。

togetter.comtogetter.comtogetter.com

 モノシリ公式でのリツイートはともかく、僕の個人アカウントでリツイートしまくったことに対し、「私はモノシリに興味がないので目障りだ」「そんなことをされてもモノシリに興味はわかない。逆に抵抗感が増す」というクレームも過去頂いていました。その対応策としてもベストかと考えています。

 

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 Togetterの出題者側の模様。解答者・出題者両方で盛り上がるのがモノシリの特徴。

 

 

 「スマホ対応」などメリットが多いJimdo、一方でExcelは課題……。

 以前は@wikiを使用していましたが、今回「スマホから見やすいサイトがいい」ということで、Jimdoに引っ越しました。2-4月はかなりこの作業に追われてました。

・見ていてわかりやすい、スマホから見られる

  AQLなどいまJimdoを使うサイトが増えています。僕が手掛けている各プロジェクトも、大半はJimdoに切り替えました。

www.quizaql.com

 「blogに比べると、メニューバー(カテゴリー分け)がはっきりしているので、どこを見ればいいかわかりやすい」「見た目が今っぽい」そして「スマホからも見やすい」というメリットがあります。スマホから見る人は増えているし、特に若くなればなるほどその傾向は強いので、スマホ対応は今回必須でした。

・重いのと表組が課題

 まだ全然使いこなせていない中ではありますが、大きな課題は2つあります。

 一つは「無料プランだと重い」ということ。まあ慣れたといえば慣れましたが……知人の話では課金するとだいぶスムーズになるそうです。

 もう一つは「表組が見にくい」ということで、殿堂入りやペーパー順位などをどうすればいいかは模索中です。

・今後の課題:Excelをみんなが使えるわけではない

 学園モノシリは参加者の方からも問題を集めましたが、高校生の方はExcelを使えない方も多いだろうと考え、「基本Excelが有難いけど、厳しい人はメールの本文に書く形でも可」としました。その結果、メールの本文で送って頂いた方が多かったです。

 本家モノシリは、問題提出はExcelのみ、その後の選定・裏取りもすべてExcelのファイルでやりとりをしています。これまで「それだと出せません」という方はいなかったんですが、Excelが使えない環境の方が増えた場合どうするか、は今後の課題です。現状でも「Excelではない互換ソフトを使った結果、ズレたり書式が崩れたりする」ということは時々あるので。

まとめ:クイズの可能性は、まだまだ広げられる。

 これまで、学園モノシリを開くにあたり考えていたこと、やってみて気付いたことについて全8回書いてきました。

 前年までとの比較だった最終回を除き、それまでの7回分は他のイベントと比較して「○○以外の可能性」という形で触れてきました。念の為ではありますが、「競技の一要素として」「誰にでもわかる基本問題」を「企画者が責任もって全部揃え」、「テンポよく、たくさん」出題し、「関東だけ」で「半日ずっと」行う、「勝ち残り制」の「No.1決定戦」「競技会」は、スタンダードなイベントとして必要ですし、そのようなイベントがいけない、と批判するつもりは全くありません。自分自身、プレーヤーとして楽しんで参加しています。

 ただ、そうではない大会を開催することで、クイズの可能性はまだまだ広げられるし、多様性の中でクイズを楽しむ人はまだまだ増やせる。そう考えて、僕はmono-seriesの主宰を務めています。もちろんmono-series以外にも、いろいろな「多様性」を提供できるアイデアがあって、それを一つ一つ実現させていきたいと考えています。

diedie16.hatenablog.com
○問題の難しさへの不安と、想像以上の反応
○「早立ち」での長時間全員参加
○「殿堂」という形でのスポットライト

diedie16.hatenablog.com

○社会人を表彰しなかった理由
○普通に考えると、「クイズイベント=競技会」なのは確か。
○順位をつけたくないわけではない。が、上位を過度に賞賛しない道があってもいい。
○あえて「競技会」でない色を出すことによる、クイズの可能性の広がり。

diedie16.hatenablog.com

○ストイックなまでに、「問題」以外の要素を除外する最近のクイズ
○mono-seriesは、こんな形で進行しています。
○解説を通して、問題の「面白さ」を伝えたい。
○問題についておしゃべりすることの楽しさ。

diedie16.hatenablog.com

○「知らなくていいけど、知ってたらすごい」知識
○「競技」クイズの「問題」=「競技の一要素」
○「競技の一要素」としての問題を、「知らなくていい」と片付けられるのか?
○では、企画者としてどうしたらいいんだろう。
○ところでmono-seriesは?

diedie16.hatenablog.com

○「短文基本」以外の傾向の方が、カバーしやすい部分。
○初心者には「短文基本」だけを出すべき?モノシリは初心者向けではない?

diedie16.hatenablog.com

○問題を解く楽しさだけではなく、出す楽しさを。
○mono-series以外でも「問題を出す」楽しさを!=「問会(もんかい)」の模索
○「問題は企画者が責任もって全部揃える」以外の可能性

diedie16.hatenablog.com

○どの地方でも、いろいろなクイズを楽しめるのが理想
○「途中参加・退出」の可能性

diedie16.hatenablog.com

Twitterでの盛り上がりを、Togetterで残す。
○「スマホ対応」などメリットが多いJimdo、一方でExcelは課題……。
○まとめ:クイズの可能性は、まだまだ広げられる。

 

 以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!
 本家mono-seriesは10月14日(日)、全国6地区で行われます!!

mono-series.jimdo.com