橙武者クイズ文章置き場

クイズ企画者・プレーヤーの橙武者(神野芳治)です。Twitterでつぶやくには長すぎる文章をこちらに置いています。

【mono-series】再始動についてのメモ

 mono-series、いよいよ10/14に再始動しました。リアクションもいただいておりありがたい次第です。
 主宰としての方針は公式サイトの方に書きましたが、僕個人として「今こんなことを考えている」というラフ案はこちらで。あくまでラフ案なので全然変わるかもしれないし、他の方の意見で変わるのが健全だと思う。

mono-series.jimdofree.com

 

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【なぜモノシリ?】

 僕はいろんな傾向のクイズがあっていいと思っています。
 特にモノシリは、「No.1決定戦として楽しめる」だけではなく、「問題を出す楽しさ」「知識を共有する楽しさ」を前面に押し出している点、他のクイズイベントとうまく補える存在だと思っています。

 

【なぜ対面ベース、複数人での問題選定?】

 今、夏に「オンライン」という形でやっています。30人×4公演で3-4時間、150問程度で、皆さんから集めた問題を僕一人で選定しています。これはこれで非常にローコストで求める質のものができており、継続したいと思っています。
 ただ、今回は「対面」ベース、「複数人での選定」を行いたいと思います。要は「既存のナンバリングタイトルに近づける」ということです。理由は下記通りです。

「対面」ならではの臨場感……モノシリについても他の傾向同様。

「競技としての公平感、公正さ」……「オンラインでシンキングタイム中が長いと、その間に検索するのでは?」という性悪説的な疑念が拭いきれない人もいる(僕はあまり気にしないけど)。「対面」はその点優位性がある。

複数人の目が入ることでの問題の質が向上……一方で「尖った部分がなくなる」デメリットもある

 

【ただ、ハードルは高い。】

 とはいえ、コロナの中でモノシリを対面でやるのは、すごくハードルが高いです。

 まず、コロナ以前から「事務コストがとても高い」イベントになっていたこと。
 「複数地区の同日開催(ネット上での盛り上がり、公平性を重視)」は日程調整がすごく難しかった。また、「専任スタッフをおかずに兼任スタッフだけで回す」理想のため、「各地で大量のスタッフが必要(3人×5チーム)」のも大変でした。

 で、上記の特徴はコロナにものすごく弱い
 どこかの都道府県で患者数が増えたとしたら日程を変えざるを得ない。部屋の定員も制限される中、会場の確保も大変です。
 また、万が一スタッフに感染者/濃厚接触者が出たら……と考えると、もともとスタッフが必要な大会なのに、さらに人数が必要となります。

 ので、「今までの形でできるか」というと、かなり厳しい、と思っています。
 となると、ゼロベースで組み立て直し、「新しい形」でやる必要がある。ただ、「新しい形」でいきなり本大会をやるのは厳しい。「小さく産んで大きく育てる」の基本にのっとり、まずは「小~中規模のテスト大会」をやるのが賢明、と思っています。

 

【ゼロベースって?】

 「知識重視」「問題持ち寄り」「早立ちを用い、全員が同じ量楽しめる」コンセプトは変えない。 
 それ以外のところは、全部ゼロベースでもいいと思っています。
 ここ数年新たな技術やアイデアも出てきたので、そういうのも取り入れたい。

 もう本当にアイデアベースで、ざざざっと書いていきます。

 

○対面とオンラインのハイブリッド

 オンラインクイズがかなりやりやすくなった。Peatixを使えば集金もできる。「対面」とうまく組み合わせることができそう。

○東京でも、「3-40人程度の規模のイベント」を「複数公演」

 今まで東京だと80人規模で、これはこれでお祭りとしてよかったんですが、これを3-40人程度の複数公演にする。その方がより多くの方に参加していただきやすいし、日程調整にしてもやりやすい。本大会一個と、再放送何回か、という形でも良いし、「サクサク進行の回」「まったり進行の回」と分ける手もある。

○最大の低労力は「専任スタッフ」

 正直、「専任スタッフ」が1人いればここまでスタッフの人員確保に頭を悩ませることがない。ただ、「専任スタッフ」になるとプレーヤーとて楽しめない、というのが懸念だった。
 オンラインでできるようになったことで、「事前にオンライン大会に参加してもらつて、当日は専任スタッフ(5000円くらいはお出ししたい)」という形でお願いしやすくなる。どれだけ手を上げてもらえるかは微妙だけど……。

○音声は「事前録音」が使えるかもしれない

 各地で複数公演をやることを考えると、問読みの手間はその回数だけいる。「事前録音したものを使い回す」というのができれば、かなり負担は軽減できる(ちゃんと聞こえるような音響など、他にクリアすべき点はでてくる)。

○問読みプログラムまで作れればベスト

 「事前録音した問読み音声が流れる」
「誰かが立ったらボタンを押すと止まる」
→「2、1、0、stopが自動で入る」
→「シンキングタイムも自動で流れる」
→「数秒巻き戻ってまた問題が読まれる」
→「またシンキングタイム・解答発表音」
 まで、全部自動でできる
とむちゃくちゃ楽。
 さらにいえば、これをオンラインでも使えるようになると可能性がとても広がる。やるのは「ボタンを押す」だけ。
 一つのプログラムでなくていいので、複数のを組み合わせることで省力化できないか。

○記録→殿堂システムも作れればベスト

 Excel入力で「誰が殿堂入りしたか」を番号で入力すれば、セット終了時の「殿堂リスト」にもなるし、問題集にも反映される……というのがあれば超楽。解説画面と一体化しているとなおいい。

○「みんはや」「QAlive」などの活用もありなのでは

 もちろん「商用イベントで使えるかどうかの確認」とか「回線状況」というのもあるわけだけど、一部をこれらのシステムでやれば極端な省力化、複数公演のやりやすさにつながる。

 

 こんな感じで、新たなアイデアを複数人で持ち寄って、新たなスタイルを作っていきたいと思います。その結果、「クイズのさまざまな楽しみ方」の一つとして再び定着できれば、と思っています。

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