橙武者クイズ文章置き場

クイズ企画者・プレーヤーの橙武者(神野芳治)です。Twitterでつぶやくには長すぎる文章をこちらに置いています。

【シンサクール】steps(2022年8月)振り返り

 今回のsteps振り返り。なお一番書きたかった「『自分と縁の遠い世界』の問題を作るとは?」については別途書きましたのでこちらもどうぞ。

diedie16.hatenablog.com

stepsとは?

 シンサクール蒲田で毎回行われるランキング戦。詳しくはこちら(記録ずっと更新できてない)。

w.atwiki.jp


 前半は筆記の結果で2部屋に分けて3○2×を4セット、順位点で4クラスに分ける。

部屋その1

 

部屋その2


 後半は各クラス5○3×2人抜けで次のクラスに進出、最上位のメジャーのみ7○3×1抜け。

メジャーの結果。自主規制神が終始リードし「薬で散らす病気=盲腸」で優勝。


 問題数は250問。傾向は出題者に一任されており、押し頃の傾向のときもあれば、正解があまり出ない剛速球が飛び交うときもあります。

 

なぜ初めて年2回目に手を上げたか?

 これまで10年間、年1回担当しました。シンサの担当の中では一番負担がかかるところであり、年1回はやるべきだろう、と。で、今年2月にも担当しました。
 ただ、「短文問題を年500問は作れない」「他のタスクの絡み」などもあり、年1回にとどめていました。

 

 ただ、今回はいろいろ考えて、初めての「年2回目」の挙手をしました。
 今回は、事前に考えたことと、結果どうだったのかを。

 

(考えたこと1)「天9」など秋のクイズイベントラッシュに備え、「短文問題を作る」負担を自分に課したかった

 これは良かった。STHDほかいろんな企画で被っており(DreamMatchとむっちゃかぶってたらしい。出られなかった。。。)、やはり「自作の効果は大きい」というのを再実感しました。
 2月から半年ぶりなので、かなり時事的要素が強い問題が多かったです。

 もちろん、「イベント対策」を意識しすぎると「いかにも出そうな傾向」に偏りすぎて、レッドオーシャンではあるので、ある程度「自分が出したい傾向」も混ぜました。ただ、普段よりは「対策」寄りかな、と。

 

 最大の誤算?「天9」の近似値次点……。

(考えたこと2)いろんなフリバで使って頂き、幅広い層に早押しを楽しんでいただけるような「押し頃の問題群」にチャレンジしたかった

 普段Discordとかのフリバで使っていただけそうな、難易度が「押し頃の問題群」、シングルチャンスでも楽しんで頂けるものを意識しました。普段の僕の問題群だと明らかにエンチャン向きなので。結果としてはいつもに比べて正解は出やすかったです。

  フリバやみんはやなどで、「僕に短文基本のイメージがなかったけど、意外と面白かった」という声を頂き嬉しい次第です。

 とはいえ、「これは出したい!」という「スルー覚悟」「発想系」の問題もいくつか入れているので、短文基本に普段から親しんでいる人の問題群に比べると押しにくかったかもしれません。

 

 まあ、フリバで使って頂きたいという割に、1週間後にあっさり全問みんはやに放流するというのは、やり方があまりうまくはないな……。本企画→再放送企画→問題集発行→販促みんはや(50問くらい)→1ヶ月位間を置いた方がよかったかも。

(考えたこと3)一人で作るなりに、できるかぎり「幅広いジャンルの出題」を。

 もともと「誰かと組んで500-600問のセットを作って、シンサと神奈川とオンラインで出す」のを目論んでたんですが、残念ながら手が上がらなかった(涙)。
 ので、今回は「一人でできるなりの、幅の広さ」を意識しました。mQとひとりモノシリに絡むことなので、こちらで突っ込んで書きました。

diedie16.hatenablog.com

 

 ジャンルについては、「幅広い層」ということで、若手に出すにふさわしくない問題を出さないつもり……でしたが、「ギリ健全なメンズエステ」「やや地下な男女交際」「宗教」などのグレーゾーンの問題ができてしまい、「どうしても出したい」ということで出題。結果的に「こういう短文もあり」と思ってくれればうれしいです。

 

(考えたこと4)「今流行りの問題」を分析し、それに合わせる努力をする

 これは結果的に全くできず。
 当初は「若手の問題の正解をランダムに抽出し、『解答になっている単語』を調べて一から問題を作る」「問題文の各要素を検索し、『どこが情報ソースか』を探る」など考えていました。
 特に、自分が出すのが苦手なアカデミック(特に理系)傾向、既出寄りの問題文を出すのは、いわば「リバースエンジニアリング」的な手法が必要と考えたのです。

 ただ、「人に合わせる」ことへの興味が薄いこと、「天9」落選による既出へのモチベーションダウンもあり、結局は「自分の触れている傾向」を出すといういつもの傾向になりました。ここはリベンジ。
 「自分が楽しいと思える傾向」と、「競技に合わせた傾向」、両方作れるようになると良いのですが。

 

 一番書きたかった「自分と縁の遠い問題を作ること」については、かなり長くなりそうなので項を改めます。

問題集について

 ここ3年「年1冊ペース」で問題集を出していました。

q-tak.com

 が、今回の問題が時事的要素が多いこと、この秋のオープン連戦も鑑み、9月中に問題集を出そうと思います。(問題配るという話をしていましたが、シンサ以外の方は参加者代わりにご購入頂きたく……)

 押し頃……2月と8月のsteps500問
 幅広い傾向……3月の小企画50問、4月の勝抜杯対策50問
 出し所がなくて放出……6-8月各50問

 計750問で800円を予定しています。出ましたらご案内しますので、ぜひ購入ご検討ください! 

 

 今回、シンサ(20名)・オンライン再放送(36名)・みんはや(各回80名前後)にご参加いただいた皆様ありがとうございました!