橙武者クイズ文章置き場

クイズ企画者・プレーヤーの橙武者(神野芳治)です。Twitterでつぶやくには長すぎる文章をこちらに置いています。

【地域限定最強位/新人王】 問題チーフごあいさつ(チーム神奈川)

 「地域限定最強位/新人王2022」で、問題チーフの片方を担当しました「チーム神奈川」の神野です。

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 「誰が作成・選定したか」を知っているかどうかで有利/不利になるのを避けるために、簡単に今回の準備過程をご説明します。

 

作成者

 北は北海道から南は宮崎まで、17の地域・団体の方に、50問ずつ問題を作成頂きました。
 世代は(一部推定ですが)半分は20代ですが、下は10代から上は50代まで幅広い作成者による問題が混じっています。
 問題の提出期限は11/30で、それ以降に問題は追加しておりません。そのため、12月以降の時事問題はほぼないと思って頂いて結構です(ただし問題修正は1/26まで行っていました。そのため、一部12-1月の時事的要素が反映された可能性はあります)。

 

 

 問題作成にあたり、チーフから下記メッセージを作成者に送りました。

 今回集める問題ですが、基本的には「基本短文クイズ」として、皆様に50問ずつ提出いただければと思います。
 その上で、この「地域限定」の特殊事情として、チーフとしての思いをお伝えします。

1.・幅広い世代・実力に届けることを意識

 今回はさまざまな地域で、さまざまな世代(まったくの初心者の方も、大ベテランの方も)が参加されます。ので、「○○の世代・実力にしか楽しめない」問題群にはしたくない、と考えています。

 そのため、難易度としては「EQIDENの難易度を目安」とします(ただし「問題群としては」なので、「アクセントとしてやや難しめの問題が入る」のは良いと考えます)。

 また傾向としては、「○○の傾向・時代のクイズをやっている人には楽しめる」問題群ではなく、「これまでどういうクイズをしていても、一定以上競技を楽しめる」問題群にしたいと考えております。

2.地域性が強すぎないようにする

 各地域でやっているので、基本「ローカルすぎる問題は出さない」ことをお願いします。

 東京ですと悩ましい線ですが、全国規模の知名度を持つ観光地の「東京スカイツリー」はいいけど、東京街歩き系情報のベタである「谷根千」はギリギリアウトの線かな、と思います(基本短文で出題されることもありますが、「地域限定」で特定地域の問題が出すぎるとしらける人も出てくるので避けたい、という意図です)。

 

 以上2点だけ触れましたが、基本は「皆様が【基本短文】と思うもの」をご提出ください。
 世代や個性がバラバラなので、当然ブレます。しかし、その「ブレ」が、むしろこの大会の良さと考えております。ご協力よろしくお願いします。

 結果として、上記の意図に沿った問題を各地域・団体の皆様に提出頂きました。御礼申し上げます。

 

選定者

 神奈川で最強位に参加する3名(神野芳治、平野遼太、小野拓哉)が選定を担当しました。
 作成同様、選定も下は20代から上は40代、と幅広い3名で実施しております。
 傾向については私見ですが、「基本短文クイズもやるけれども、幅広い難易度・傾向の問題を出したい傾向」が3人ともあるように思えます。なので、選定についても、その傾向が若干は反映されている感です。

 

 12-1月に1000問弱集まった問題からまず650問近くに絞り、その後各地域の方々の裏とり・指摘を経て、最終的にペーパー推奨50問(早押しで出す地域もあります)+早押し590問=計640問に絞り込みました。

 

完成しての所感

・「押しやすいかどうか」「○○というフリでは、今のクイズ界では▲▲という答えが出やすい」「文体を揃える」などについては、正直なところそこまで重点を置いていません。
 これは、「幅広い世代・地方の方が考える【基本短文クイズ】を集め、その味を極力生かしたい」、という思いによるものです。

 なので、難易度や傾向に「差」というか「起伏」を感じる方もいると思います。簡単な問題が続いた後に突然やや難しい問題が来るかもしれませんし、なじみのないフリの問題の後に耳に馴染んだフリの問題が飛び込んでくるかもしれません。

 「難易度や傾向が揃った【舗装路】ではなく、難易度・傾向に幅がある【オフロード】である」と思って参加されるのをオススメします。

 

・あとはほぼほぼ、上記のコンセプトに沿った問題群を用意できたと思っています。
 この問題群でどのような方が活躍するかが楽しみです。傾向に合わなかった方も、「こういう傾向や知識もあるんだ」と、何か一つでもお持ち帰りいただければ嬉しいです。

 

・余談ですが、これだけいろんな世代・傾向の人から集めたのに、「~が印象的な」というフレーズの問題が大量に集まったのは苦笑しました。たしかに作りやすいですし、紹介する記事にもよく使われるフレーズですしね。
 大部分は「~で知られる」「~というサビの」「~が有名な」などのプレーンな表現に置き換えましたが、「印象的」アレルギーになってた選定班が「これは確かに印象的」「この印象的は許せる」と思った問題は残しておきました。あとで問題集などで読み返して頂ければと思います。

最後に大事なことを。

 もう片方の「チーム徳田」の問題は僕たちは全く知りません。僕たち(の一部)はチーム徳田側にプレーヤーとして参加します。

 ので、「チーム徳田」側の問題と一部かぶることが予想されます。問題の作成時期も同じ時期ですしね。「今日聞いた気がするから、この正解ではないだろ……」という点は無視頂いた方が良いと思います。この手の「相互出題」のイベントあるあるですね。

 

 それでは、各地の皆様がこの問題群で楽しんで頂くことを、私達も楽しみにしています!

 

どこの景色かわからないですけど、この地域最強サイトの写真いいですよね(Jimdoのデフォルトなのですが)