橙武者クイズ文章置き場

クイズ企画者・プレーヤーの橙武者(神野芳治)です。Twitterでつぶやくには長すぎる文章をこちらに置いています。

【参戦・イベント】 誰よりも早く勝抜杯参戦記(1)ペーパー以外篇


 ペーパーのネタバレはないのでご安心を。

 

【事前】

・3月末から職場が1人減&新人受け容れで忙しく(といっても世間並レベル)、一方で対策ペーパー・勉強会・シンサstepsで320問出す必要があり、合間の時間はほとんど自作に費やしていた。一方でほとんどルーティンの鍛錬はできず。
・とはいえ気負う余裕もなかったせいか、2週前のフリバ、1週前の勉強会やシンサでの調子もそこそこ良かった。
・4/16~の金沢・広島出張と、それに続く勉強会・シンサstepsが終わり、ようやくプレーヤーモードに頭が切り替わったのは4/22(月)。ここから急ピッチで対策ペーパーを読み出し、Excelに転記して2周。
・前日は幸いにも振休がとれた(そのかわりに4/30に出る)。浅草橋で『ゼロの執行人』を見ながら最終調整。

 

【当日】

・ペーパーについては後日。
・1回といた後に見直して+3点。見直しは大事。
・自己採点は34点。シードとれるかなー、と思ったが2点届かず。
・結果、5年ぶりのシード落ちの18位。とはいえ今やれることは一通りやった感。

 

【ローリング】

・多人数早押しは大の苦手なので諦めモード。面白そうな問題が来たら押す感じ。
「ハロウィンにメーテルなどのコスプレ」。妻とそのニュースについて会話してたのを思い出した。小池百合子正解。
・起立時、「イノシシの肉を皿の上に薄く並べ~」ボタン、とだけ回答したらどうなったんでしょうね。突っ込めずにここは見送り。
SNSなどの既読履歴の例え」。ついた。「足跡」。これでリーチ。
・周囲が魅入られたかのように誤答しかなり有利な状況。これは絶対正解できる問題だけ押そう。
「五言絶句は20字ですが」うりゃあ来たでー。7でろ、7でろ、7でろ、7出た、押した、点いた!
・頭の中で冷静に掛け算をやり直す。えっと、7×7で、

 

 

 


 「49!」

 よっしゃ勝抜けー……これで7○3×に帰ってきたぞ……

 

 

 

 あれ、三木くんも会場もなんで微妙な表情してるの?

 

 

 

 

 

・鳴り響く誤答音。言うまでもなく「7字×8行」で56文字。
 一言でいえば、「完璧な押しで、完璧な計算間違い」。
 まあ、そもそもが計算するまでもなく、答え記憶しておくべき基本問題ではあるのだけれど。

・こういう凡ミスをするタイプなので仕方がない。むしろこのメンバーでここまで押せた自分を褒めたい(事前は「1○もできず、変な問題に手を出して負ける」絵しか浮かばなかった)。

 

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しかし今回、僕以外にも「魅入られたかのような誤答」が多かったですねえ。緊張のせいか、気負い過ぎのせいか……。

 

 【観戦時】

・ここ最近自作したり対策したりモノシリで出たりした問題が大量に出たが、まあそういう大会だということはわかっているので悔しくはなく。
・でも「孀婦岩(そうふがん)」出るのは意外……。モノシリで出したときペーパー単独とかじゃなかっただろうか。

 

 

【敗者復活、その後】

・これだけの規模の人数、すでに既存スタイルに固定ファンがついた大会(前者だけなら賢押杯があるけど)で新しいシステムを試す、というのは本当に凄い。

・準決勝は勝った3人の勢いが凄かった。他の6人があっけにとられる間の瞬殺劇。

・田中さんの知識量が圧倒的。おめでとうございます!
 三木くんやスタッフ(特にすみすさんらシステム回りの方)お疲れ様でした!

 

【振り返り】

今回はいい具合で力が抜けていたのがプラスでもあったが、一方でいざというところのミスにも繋がる。難しい。
・もっとも精密さにはもともと難があって、7○3×でも「自分でも予期せぬミス」で間違えるのが前提なので(だから1×ルールは向かない)、これはもう性格というか資質というか……。
・「11-30位の20人早押しで2○つけ、凡ミスがなければ勝ててた(たらればだけど)」というのは予想外の結果。苦手意識を持ちすぎるのはよくない。
・次回もほとんど準備はできそうになく、やれて今回並レベル。そうすると「直前でどうするか」というより、「日常からどれだけ強くなるか」を考えないといけない。勝抜杯の志向に関しては僕の普段のやり方とそんなに変わらないはず(個人の意見です)ので、それを粛々と続けるのみ。
・あと「直前で問題を作らざるを得ない状況にする」のは毎年きわめて効果的なんだけど、今回直前すぎて調整ができなかったので、こちらの都合だけ言うと1月か3月にstepsに立候補したいところ(次回はできれば共催で)。ただ今年で問題のストックをほぼ使い切ったので(モノシリ系以外)、これから定期的に作り続けよう……。

 

 悔しくないかといえば当然悔しいけれど、ベースの力はこの歳になっても上がってきていることは実感できている(もう27年目なのに)。
 一方で記憶力や注意力、心身双方のスタミナは落ちてきている(まあ42歳だから)。注意力は若い頃からミスが多かったけどさらに酷くなってきてはいる。とはいえ、今までのように「馬力でなんとかする」のではなく、「より効果的で、自分の特性に適した」方法を模索していけば、厳しい状況下でもまだいけるはず。

 

 

 早押しの鍛錬はなかなか難しいんだけど、知識をひたすらため込むのは普段の生活の中でもできるので、次回はシード返り咲き、というより過去ベストの「筆記3位以上」を目指したいところです。
 もちろんそういうクイズの方が自分にとっては楽しいし、mono-seriesやOnly My Quiz3のように特に頑張りたいイベントもある(もちろん短文基本のイベントも、自分のできる限りのことをやって、少しでも上に行きたい)。ここは中長期的視点で。

 

 

 ……と言いつつしばらくは「企画者としてのクイズ」や、「クイズ以外の趣味」、それ以前に「仕事」に時間と労力を割きたい/割くべき時期ではあるのだけれど。